2007年8月29日水曜日

セビージャのプエルタが死去

プエルタはセビージャのカンテラ(下部組織)出身として、ヘスス・ナバスとともにクラブの象徴的選手であり、その温厚でオープンな性格から地元ファンやマスコミからの評判も非常に良かった。また、セビージャのファンが今でも語り継ぐ2006年4月27日、UEFAカップ準決勝シャルケ04戦のスーパーゴールは「セビージャの人生を変えたゴール」とまで言われている。そのゴールによって初のUEFAカップ決勝進出を果たしたセビージャは、それから瞬く間に5つのタイトルを獲得した。公式戦88試合(リーガ55試合)に出場し、通算7ゴール、そして何よりその短い選手人生で5タイトルをセビージャとともに獲得した経歴は輝かしいものがある。
 また、選手としての未来はもちろんのこと、プライベートでも10月に父親になる予定だった。「アイトール」と既に名付けられた息子の顔を見ることなく他界してしまった現実はあまりに残酷だ。公私で順風満帆の未来が待ち受けていたはずのプエルタの訃報に、スペインのみならず世界中のサッカーファンが言葉を失った。
ご冥福をお祈りします。

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